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□オプション取引のデメリット

cegoh / Pixabay
オプション取引にはさまざまなメリットがありますが
メリットがあればデメリットも当然存在します。
メリットの反対のデメリット、注意点を
ご紹介していきたいと思います。
□オプション取引はヒマ!
オプション取引は基本的には「ヒマ」です。
これはデメリットでもありメリットでもあります。
オプション取引は、先物やFXや株式のデイトレードのように
毎日何回も取引をして「買った売った」
「今日はいくら儲かった」とかの高揚感はなく
粛々と取引するだけです。
仕掛けたら、ただ利益が乗ってくるのを
ひたすら待つだけです。
このため取引は月に数回しかしない時もあります。
少し物足りないかも知れませんが
投資の目的は利益を上げるため!
取引をするためではありません。
仕事で昼は相場が見れない方や
忙しくて取引出来ない方には
ちょうどいい取引アイテムでもあります。
特にサラリーマンの副業にはもってこいの取引アイテムです。
□オプションの買いだけでは勝てない
オプションのプレミアム価格は時間の経過とともに
右肩下がりとなり、SQ日に権利行使価格に
到達しなければ最後にはゼロ円となります。
日経平均は上昇していてもオプションの価格は
下がっているということも珍しくありません。
このためオプションの買いでエントリーしても
ほとんど利益になることは難しいです。
どちらかというとオプションの買いは、
オプション売りのヘッジ用として役割となります。
このためオプションの買いはコストとなることが多く
買いの分は損失となります。
オプション取引では売りで利益を取り、買いはヘッジ用となります。
「買いで負けて、売りで勝つ」という感覚です。
▼オプションの売りは証拠金が必要
オプションの売りは買いは証拠金が必要ありません。
逆にオプションの売りは証拠金が必要となるため
思いと違った時には大きな損失となる時もありますし
追加証拠金も掛かってくる時もあります。
▼オプション価格推移の傾向
コールの価格 | プットの価格 | |
相場が下がる | 下がる | 変わらず、少し下がる、
少し上がる |
相場が横這い | 下がる | 下がる |
相場が上がる | 変わらず、少し下がる、
少し上がる |
下がる |
相場が暴騰する | 大きく上がる | 下がる |
相場が暴落する | 下がる | 大きく上がる |
このような動きとなりオプションを買っても
暴騰や暴落外はほとんど負けとなります。
暴騰、暴落は年に何回かはありますが
そうそう来るものでもありません。
オプションの買いだけではなかなか勝つことが出来ない
売りと絡めて利益を出していく取引です。
このため証拠金は最低でも50万円くらいは必ず必要となります。
□先物オプション口座の開設が必要
オプション取引をするのには、証券総合口座の他に
先物オプション口座の開設が必要となります。
証券総合口座から
先物オプション口座へ証拠金を振替ます。
先物オプション口座は開設するのには
簡単な質問に答えたり、審査等があります。
会社員であれば比較的通り安いと思います。
また年収や勤務先等も質問事項にありますが
源泉徴収票や社員証の提示を求められることはありません。
証券総合口座や先物オプション口座は
いま直ぐ取引しなくても作成しておいても
損はありません。
口座作成や口座管理料は無料です。
□チャート分析不要!
オプション取引はチャートを読めなくても
利益を出すことが出来ます。
これはデメリットでなくメリットになると思われます。
だいたいの相場観でも勝ててしまいます。
難しい指数やチャート分析は不要です。
このため勉強家の方には少し物足りないかも知れません。
投資では知識利益は比例することはありません。
知識があれば勝てる。知識がないと勝てない。
ということはありません。
最低限の知識があれば勝つことは出来ます。
□まとめ

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今回はオプション取引のデメリットをいくつか挙げてみました。
デメリットのようでメリットでもあると思います。
1.オプション取引は取引してる実感がない。
ひたすら待つだけなのでヒマ
2.オプション取引の買いでは利益を出しにくい
売りで利益を取るため証拠金が必要
3.先物オプション口座の開設が少し面倒
4.チャート分析は不要。勉強のし甲斐いがない。
ぜひオプション取引に挑戦して体感してみてはいかかでしょうか!
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