ゴールデンウイーク等の長期休暇や
年末年始の連休中は
ノーポジションで過ごすほうが心身共に
安らかにゆっくりと過ごすことが出来ます。
ここでは、長期休暇中にポジションを保有していても
リスク限定で精神的にも肉体的にも負担のない
手法をご紹介していきたいと思います。
Contents
長期休暇中にポジションを保有しても安心な手法とは?
それは「ロングストラドル」という手法です。
どのような手法かというと、とても簡単です。
コールオプションとプットオプションを
両方買うという手法です。
具体的にはオプションを買う日の
日経平均価格に近い権利行使価格を買います。
仮に買付日時点の日経平均価格が
22250円付近であれば
当月限コール22250円1枚買い
当月限プット22250円1枚買い
をエントリーします。
当月のSQ日が終わっている場合は翌月限を買います。
一番最短の限月です。
買い値は極力安いほうがいいのは言うまでもありません。
仮に現在値はコール220円プットは240円とした場合には
オプションの買いは損失限定ですので
両方がゼロになった場合220円+240円で460円で
最大損失は46万円となります。
しかし連休明けやお正月明けに両方ゼロ円になることはありえません。
このポジションの場合ですと連休中にどちらかに
大きく動けば動くほど利益が大きくなります。
日経平均価格が下落した場合には
プットの価格が上がり
コールは下落します。
仮に20000円を割り込みむようなことがあれば
プットは大きく値上がりします。
反対にコールのほうはゼロになることはなく
いくらかの損失で終わります。
もしも連休明けに日経平均が大きく値下がりして
オプションの価格が
コール50円プット800円で決済した場合
コール50円-220円=マイナス170円
プット800円-240円=プラス560円
560円ー170円=390円となり39万円の利益となります。
「ロングストラドル」は大きく上がるか下がるか
で利益となります。
逆に無風状態で動かなければ損失となります。
しかし損失は限定、利益は無限大の投資手法となり
余裕資金があれば、保有していても楽しみのある
手法となります。
SQ日前日でも有効な手法!?
SQ日の前日に、この手法を取る場合もあります。
「幻のSQ」といわれるようなSQ価格が不自然な
価格となって大きく飛んだ場合にも有効です。
「ロングストラドル」は日経平均価格が
大きく動けば動くほど利益は大きくなる手法です。
この手法はオプション取引のみ有効で
先物やFXでは応用出来ません。
先物やFXでは、同時買いではいつまでたっても
利益が生まれません。
オプション取引の時間的価値のなせる業でしょう。
宝くじ感覚で楽しむのも一考です。
長期休暇時のトレード 私の場合は?
2019年は5月1日に平成天皇が退位され
令和天皇が即位されました。
5月1日が休日となりゴールデンウイークとしては
10連休と大変長いお休みとなりました。
日経のマーケットも全て10日間休場となりました。
史上最長のゴールデンウイークとなりました。
私のトレードの考え方としては
今回のような大型連休の前には全て決済して、
ノーポジションで過ごすことにしています。
なぜならば、長期休暇中でも海外市場は
通常どおり動いていて、為替やニューヨークダウ、
海外情勢の変化で大きく動いて
大きな損失を出してしまう恐れがあります。
ポジション保有が負担に!
ポジションを保有して連休に突入するのは
リスクが高いのが一つと
ポジションをもっていることで、
気になって精神的、肉体的に負担がかかるからです。
最近ではクリスマスの連休明けに暴落したり
正月明けの大発会では日経平均が700円以上
暴落したりしました。
売りたくても売れない状況で
指をくわえて観ているだけとなってしまいます。
実際に大損したりしてしまうと
楽しいはずの連休も台無しに
なってしまいます。
このようなことから私は
大型連休やお正月にはノーポジションで
過ごすことに決めています。
まとめ
年末年始やゴールデンウイークのポジションの
持ち方について紹介しました。
ポジションを保有する場合でも
大きな相場変動があっても損失にならないような
むしろ変動があれば大きく儲かるような
ポジションがベストです。
ギリギリのポジションでは休暇時は
損切りやヘッジは出来ません。
精神的に負担がないようにして
休暇を満喫したいものです!
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